「起きたのか?」 私は扉の所に立っている由を見た 「何してたの」 私は天井に視線を戻しながら聞いた 「空気、吸いにベランダに」 「そう」 「お前も空気、吸うか?」 「動けない」 由は笑ってベッドに腰掛け私の頬にキスを落とした 「わりぃ」 由は私の髪を撫でた 「久し振りの浬士の身体だったから抑えが効かなくてな」 「外、行きたい」