ポーンッと軽やかな音を響かせエレベーターの扉が開いた



私は1つの扉をノックした


鍵を開ける音がして扉が開き1人の男が立った




男は目を見開き、一瞬、固まったが、次には私を抱き抱え部屋の中に入れて鍵を閉めた








「何で歩いて来たんだ」



男は私をソファに座らせ抱き締めた



「運動に」



私は笑みを浮かべた



「こんな寒い中、歩いてくるなよな、風邪引いたらどうするんだ

しかも男に迫られたらどうするんだ」



「確かに寒かった

男にもナンパされたけど」



「ほら‥全く、お前は心配が無くならない‥」




男はそう言って私の首に巻いてあるマフラーと手袋を外した








「邪魔」



そう言い顔を近付けキスをした