「さっきも言ったが、指輪より浬士の命が大事だ
確かに踏み付けられたのは俺も腹が立っている、
今も胸ん中がすっきりしない、
だが‥
浬士が生きてて本当に良かった
だから、そんなに悲しむ事は無い」
「悲しむよ、由が初めてくれた物だから‥」
「浬士、これも思い出だよ
凄く悲しくてムカつくけど後になったら、良い思い出になる
それ以前に、浬士はこんなに泣いたんだ、完全に普通の女じゃないか?
浬士は感情を持っている普通の人間だって証明になったじゃないか、俺はそれが嬉しい
そうじゃないか?」
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