「糞ッ!」








俺は部屋を飛び出し浬士の携帯に電話を掛けた



何回かのコール目で電話が繋がった







「浬士!!」



「ゆ、由‥!」



「どうした?!何があったんだ!」




「‥ッ黄が、来た‥!」




「何?!
で、お前、今何処に居るんだ?」




「黄から、逃げてるんだけど場所が確認出来ない


あの、黄、意外に強くて、

‥油断して、腕を深くやられて、逃げるのに精一杯で‥!

由、どうしよう!


何か警察まで嗅ぎつけてきて、もう、私‥」





「気を正気に持て!

今から行くから場所だけ何でも良いから目印になるもん言え」