私は会場全体に視線を走らせ柳の場所を探した



柳はクラスの所に居て腕を組んで傍観していた



私は走り出し柳の手首を引っ張りゴールに向かって走り出した




「お、い!
何で俺なんだ?」




走ってる途中に柳が話し掛けてきたがそれを無視し

前を走ってる人を軽く追い越しゴールをした





ワァと歓声が沸き起こった





「やったー浬士ー!」



歌里那達が私に抱き付いてきた



「浬士、凄い速いね!」



「ねー!」




歌里那達はクラスの元へ歩き出した
















「櫻井‥」



振り返ったら額に汗を掻き息を乱している柳が話し掛けてきた