私は再び食べ始めた
リュックから携帯を出しさっき連絡先を交換した女の番号を表示した
[神田晶子]と表示されていた
神田晶子ていうのか‥
そんな事を思っているともう1つの携帯が鳴った
私は手に持ってる携帯を机に置きリュックから鳴っている、もう1つの携帯を出して通話ボタンを押した
「何処に居るんだ?
何か騒がしいぞ」
由の声が聞こえてきた
少し低い声になっているのが解る
「商店街の近くのファミリーレストラン」
私は窓の外を見ながら応えた
「又1人で出掛けたのか?」
「…」
私は声を出さずに頷いた
「出掛ける時は俺とって言っただろ
どうせナンパされたんだろ?
本当、心配が耐えないな‥」
由が呆れているのが声で解る

