「申し訳ございませんが合席でも宜しいでしょうか?」



私は店員を見ながら頷いた



「ありがとうございます!

二名様、こちらへどうぞ」



やってきたのは男女のカップルだった



男は金髪でいかにも不良って感じで
女の方は男を誘っているような服に傷付いた茶髪、そして男の腕に絡めている



「ごめんね〜」



女が座りながら私の方を向いて謝った



「全然」


「ほらータカシ〜
座ろうよー」



私は未だに座らない男を見た



「あ、あぁ‥」



男は私から視線を逸らし耳を赤らめた




「お待たせしましたー
ごゆっくり、どうぞ」



注文していたステーキセットが来た


私は軽く店員に頭を下げた


私はステーキセットを食べ始めた


前に座っている2人は注文をしイチャつき出した


でも男の方は何処かぼんやりとしている





その時、ピカッと空が光り1つ間があり雷が鳴り出した


そして激しい雨が降り出した




「キャアあ!
怖い〜タカシ〜」



前の女は悲鳴を上げながらタカシとかいう男にしがみついた



私は前の2人から視線を外し空を見て心の中で笑んだ



高ぶる感情を抑える