「じゃ、貸さなくても大丈夫だね!」
「ええ大丈夫よ♪」

咲良ちゃん…私は、不思議な気持ちになった。

「咲良…ちゃん」
初めて、名前を呼んでみた。

「苺花ちゃん、どうしたの?」
答えてくれた。純粋に嬉しかった。

「別にー」
「ふふ♪もう、苺花ちゃんったら」
「さ、早く行こう!」
「ええ!」

理科室までの道のり。ただ、その間だけで仲良くなれるんだな…