あの空のムコウ。未来はどうなっているのだろう。

あの空のムコウ。わたしはなにを見てるんだろう。

わたしは未来に何をえがいているのだろう。

なんか深いこと考えてるな、えがくって、、(笑)

そんな事をふと考えていた。

ぼーとしたときや、ふとしたときに
考えてしまう。

とくに晴れた日の朝は。

「夏!大変!」

そーやっていつものように朝の寝癖を
わたしにみせてくる、クルミ。

わたしは高校生。今は1年の三学期が
少しおわるくらい。
クルミとは高校からの友達で
クルミはくせ毛がすごいからいつも
わたしが手直ししてあげるの。

「夏ってほんと髪直すの上手いね、
長いストレートうらやましい」




夏っていうのは名前ぢゃない。

ほんとは苗字。


けどみんな名前で読んではくれない。

いつ頃なんだろう。これはずーと
前から。


「うん、ありがと。クルミ」

朝の授業が始まるまではクルミの
髪を直すのでいっぱい。

あー、あと5分でチャイムがなる。

わたしはA型だから
5分前には席につく。

クルミはB型だからまだちらかりっぱなし。

わたしは血液型で判断するクセが
あるから、すごくそういうところを
気にしてしまう。


席について外を眺める。

やっぱり窓側の席はいい。

今日は冬の雲。とおもいながら

下を見下げると

見かけない男の人が立っていた。