♪ おててつないで〜

「よくできたね!じゃあ、次はおやつ食べますよ。」
「はーい!」


私と君の出会いはそんな、幼すぎたときだった。

その頃の君はモテモテで、周りにはいつも女の子がたくさん。恥ずかしがり屋で引っ込みじあんな私には、近づけるわけがなかった。


でも、君は...
「はい。持ってて。」
と言って、水色のくまのぬいぐるみを私に持たせてくれた。
本当に本当に嬉しかった。
だってそのくまは、君のお気に入りのくまだったから。


私は、そのことずっとずっと忘れてないよ。

君は...?

どうなのかな。