1年の秋。

「友哉の家行っていい?」

めんどくさい女。

「俺達、別れよ。」

「え?!なんで?」

「お前の事、好きじゃねぇし。」

「チャンスくれるって!」

「無理。」

泣き崩れる女。

泣いたって俺は気にしない。

はぁ~、解放された。

苦しかった。

やっと楽になれた。

歌を口ずさみながら階段を上る。