ももの天然水

中1の冬…

部活が遅くまであり、暗い道を1人で歩く。

スクールバックを肩にかけ、スパイクケースをぶらぶらさせながら。

コツコツ――・・・

後ろから聞こえる足音。

これまでに感じたことのない恐怖。

怖い……。

だんだんと近づいてくる。

腕をガシッと掴まれ、路地裏に連れて行かれた。

抵抗したが、相手の力は強かった。

「なんで、逃げるの?」

「嫌…やめて…」

「大丈夫、すぐに気持ちよくなるから。」

荒い息。

血走った目。

むさぼるように体中を触る男。

い、いや…

怖い、怖い。

されるがままの自分。

抵抗することすらできない。

腹部に冷たいものが当たる。

なにこれ?

「動かない方がいいよ。切れちゃうから。」

切れる?