ももの天然水

「イッテー!」

うちの目の前に現れたのは、蓮。

男の手を振り払ってくれた。

「なにすんだ!」

「すいません、お客様。そのようなことは、風俗でやってくださいませんか?」

「くっそ、帰ろうぜ。」

教室を去っていく2人。

「紗優、裏行こ。」

「うん。」

ちょっとざわついたけど、翔がすぐに対処してくれた。

「とりあえず、着替えろ。」

「休憩?」

「違う、執事服。」

「このままじゃだめなの?」

なんで着替える必要があるんだろう?

「友哉、心配してるんだぞ。お前が傷つかないように、俺に頼んだんだよ。」

そうなんだ。

「わかった、着替える。」

「うん。」

執事服に着替える。

うん、なんかしっくりくる。

女としては悔しいけど、ま、いいや。

「終わった?」

「うん、行こうか。」

それからは、なにも起こらずにスムーズに進んだ。

そして、体育館でライブが始まりだす。

運動場では、キャンプファイヤーの準備がされる。

あのコンテストは、キャンプファイヤーの時に行われる。