ももの天然水

屋上行こっ!

ガチャッ――・・・

ん?

誰かいる?

「紗優?」

執事服姿の友哉くんだった。

「え?紗優?」

「そうだよ。」

「裏方じゃないのか?」

「あ、うん。なんか、捕まって。」

慌てた様子の後にホッとした感じの顔。

「よかった、女の子の格好じゃなくて。」

「それってどういう意味?」

「いや」

「そ、たぶん、服装変わるけどね。」

「え?」

「たぶん、男物かな?」

また、安心した顔。

「どーせ、うちは、男物しか似合わないよ。」

「そんなことないよ。」

後ろからうちを抱きしめる。

「キス…したいなぁ~。」

…え?

この前、めっちゃドキドキして心臓飛び出そうだったのに……。