ももの天然水

「それでは、ただいまより、文化祭を開催しまーす!」

校内に響く、放送。

はぁ~、始まっちゃった。

「おかえりなさいませ、ご主人様。」

ぅわ~、お客さん来ちゃったよぉ。

「紗優、行くぞ。」

「はいはい。」

なんで、こんな目に…。

「おかえりなさいませ、お嬢様。」

「わぁ~、紗優だぁ!」

「お、けっこうイケてんじゃん。」

「ね、かっこいいよぉ!」

この声…。

顔をあげるとそこには、マコ兄と彼女の悠里さんがいた。

「え?なんで?」

「紗優が見たくて!」

「悠里さん。ちょっとマコ兄。来るなら言ってよ!」

「あ~、忘れてた。」

とぼけたなぁ~。

「ほ~ら、席に案内して!」

「わかったから、悠里さん落ち着いて。」

「は~い!」

よりによって、身内が来るとは…。