バイオハザード

暫くしてシェリーは疲れたのかボーッとしはじめた。

「メリンダ…会いたいよ。」

メリンダとの思い出が甦る。
死んだ訳ではないが、何故か思い出が甦る。

喧嘩したこと、買い物に行ったこと……

思い出しているうちに、だんだん眠くなってきた。

寝てしまった。

シェリーは疲れたのか深い眠りについた。

暫くして大きい物音がした。

「レオン?いるの?」
その声でシェリーは目を覚ました。
(さっきの女の人だ!!)

シェリーは身を縮ませた。

「レオン?レオン?」

その時だった。
「ヴーーーー…ー…」

(!?)

シェリーの直ぐ横に居たのだ。

びっくりしてシェリーは悲鳴をあげた。

「ひっ…きっ、きゃああああああ!」

「誰!?」

クレアに銃口を向けられる。

シェリーはしゃがんだ。

数秒たつと銃声とともに直ぐ横にいたそれが倒れた。

「大丈夫?」

「あ…ありがとう…ございます…」
「平気なら良かった。私の名前はクレア。宜しくね」

「シェリーです。」

恐怖のあまり声が震える。

「もう安心して、一緒に行動しましょう。」

「地下にママの研究所があるの。そこにワクチンがあるの。」

「そうなの。教えてくれてありがと!」

クレアとシェリーは地下に向かった。

「クレア…レオンって誰?」

「私のパートナーよ。はぐれちゃったみたいで。」

「ここ広いから迷子になりやすいの。」

「そうなの?じゃあレオンも迷子ね。」
フフフッとクレアは笑う。