汐里の右肩を春斗は自分に引き寄せた

「近付いて、そしたら二人とも濡れないから」

にこっとわらう春斗くんの顔がやっぱり近くて

真っ赤にさせた顔を俯かせた



「…しーちゃん、

キスして、いいですか?」



そんなことを聞くものだから

汐里は驚いて春斗くんの顔を見た