声にのせて



「じゃあ俺らさ

先かえっからゆっくりこいよ

シオリちゃんいづらいだろーしさ」

5番さんがにやにやする

「三田さん、頼むから名前呼び

勘弁してください」

春斗くんが首に手を当てる


「気が向いたらな」

笑いながら帰っていった