声にのせて



まだかな、

照れながらも汐里は待ち遠しかった

ガヤガヤと集団のサッカー部がくる

いるかな、とさがしてみると

まだみたいでもう一度前を向いた

ーグイ

背番号に5をつけていた先輩が

顔を覗きこむ

驚いて少し後ろに下がる

「うわ、噂通り

てか、想像以上!!スゲーかわいいじゃん!!」

「ですよね、佐竹じゃなければ

奪っちゃう」

夏川くんの張り上げる声に驚いた

「ちょっとまて」

少し遠くから春斗くんの声が聞こえる