耳元で囁かれる言葉は

くすぐったくて

やっぱり意地悪な俺はやめられそうにないや

と思った


「あ、なんか無敵になった」

なにそれ。って君は笑うけど

あながち冗談じゃないみたい


遠くでなるチャイムを耳に

春斗は汐里の手をとって走り出した

「授業!」

ふふ、春斗くんのばかー

なんて笑う君が俺も堪らなく好きだ