むすーっとした顔で拓也を見つめる

視線に気づいた拓也がクスリと笑う

「何?」

涼しそうな顔で

「意地悪っ、S!どS!!

もうそんなサッカーマガジン大好きな拓也先輩

もう知らない」

スッと近寄ってローテーブルの前に座るえみを

抱き締めた

「なーに、えみちゃん

雑誌にやきもち妬いちゃったの??」

「妬いてないもん。折角オフなのにって

思っただけだもん」

「かわいいなあ、本当お前」

しなやかな指で背骨をつーっとなぞる

「ちょっ、拓也先輩」