あたしは江野沢麗!!「れい」じゃないよー?「うらら」だよー☆
ピッチピチの高校1年生。中学ではもちろんイケイケの中学生( ´艸`)なんかじゃなく鬼姫だった。わかりやすく言うと、、、喧嘩番長??そんなあたしは初彼をGETするために高校デビューを果たした。


「うーらーらー??」
「えっ!?なに!?」
「さっきからずーっと呼んでるのにボーっとしてるんだもん」
「あ、ごめん(>_<)」


「いや別にいいんだけどね(笑)」と言うこの子はあたしの大親友の北山未来。未来だけはあたしの過去を知っている。こんな過去を持つあたしにも優しい未来は男女ともに人気があって恋愛にしてもなんにしても先生だ( ´艸`)ふつーにモテるし、頭はいいしー。まあ、運動に関しては勝ったかな(笑)


「麗はどーすんの??」
「え、なにが??」
「修学旅行だよー」
「どーしようかなぁ・・・」


今話していたのは来月行われる修学旅行について。うちの学校では修学旅行の行き先を個人で決めることができて、どこに行くかを2人で話あっていた。



「未来はどこに行きたいのー??」
「うーん、、、北海道かー沖縄??(笑)」
「端っこじゃんっ」
「だってどっちも魅力かんじるーヽ(´▽`)/」


お腹を抱えて笑っていると、誰かが話かけてきた。


「俺らも一緒に行っていい??」


そう聞いてきたのは、学校1のイケメンと言われている芦田一輝とその親友の長谷陸だった。「なんで??」と頭で考えているあたしにおかまいなく未来は


「いいよー^^」


とあっさり返事。あたしの意見はナシかーいっ!なんてひとりでつっこんでいた。