*゚。.第一章.。゚*
入学式

*朝*



起きると、耳元で目覚ましのアラームが鳴っていた


カレンダーの日付をチェックすると、今日は高校の入学式だったことに気づいた

「やばっ!早く支度しなきゃ!」

私、堀江美空は
今日から高校生!
楽しみだけど、恐怖心が少しある


ノートやポーチでパンパンにふくれあがったバッグを手に持って、階段を下りた

「美空〜!お友達来たわよ
早くご飯食べちゃいなさい!」

下からお母さんの声が聞こえたので、小走りで向かう

美空は皿の上にあったトーストを口にくわえて玄関まで走った


「美空〜!おっはよー!」

彼女は倉田明日美

中学からのつきあい

すっごく優しくて、ロングの髪が綺麗な人

「ごめん!!待った?」

「ううん。大丈夫!
まだ1分25秒しか待ってないから!」

明日美は細かいな〜などと思いながら学校へ向かう


そして目の前には凪里高等学校の文字

「やっと着いたね!
入学式がんばろーね!美空!」

明日美の一言で私はいつも元気づけられる。

「だね!頑張ろう!」

私と明日美はハイタッチをして、クラスが貼ってある掲示板へ向かった。