「あーもう本当にありえないー!!」



急ぎながらも自分で自分のバカさ加減にあきれる私。



「もっとしっかりした頭の人になりたかったー;;」



髪の毛がまとまらなかったりケータイが行方不明になったりしながらもなんとか準備を終わらせることができた。



「よーしっ行ってきまーす!!」



私は勢いよくドアを開けて家を出た。


その時、



ガチャ___



「…え??」



私と同時に出てきたのは、お隣さんの竹井くん。



「よっ♪」



もうすぐ遅刻してしまうというギリギリの時間なのにのんきに挨拶…。



「い、急がないと、遅刻しちゃうよ!?」



「俺はチャリだから^^」



「あっ、そうなんだ;私、歩きで急いでるから、じゃね!!」



私が走りだしたその瞬間、



「のせてってやろーか??w」



「へ??」