あずによしよしってしてもらいつつ、とりあえず顔をばしゃばしゃ洗って目薬をさした。

あんなやつのせいで目が腫れるとか、マジ勘弁だもん。


「麗奈、大丈夫??」

「うん、ありがと。」

あずがぷっちょをくれたから、ありがたく気分転換に口に入れた。


「ごめんね、」

「なにが?」

いきなりあずが謝ってくるから、よくわからず聞き返した。


「あいつとうち、幼馴染みなんだ。昔はあんなやつじゃなかったのに。」

「あずのせいじゃないよ。誰のせいとかじゃない。」

「でも、ずっと近くにいたのに、なんにもできなかった。
辛そうな時だって、ずっと見てきたのに。
隼人が人のキモチ弄ぶようなことしてても、とめようともしなかった。」