「なぁ、いいこと考えた。」
にっこり笑った俺とは対称的に、懐疑的な表情の麗奈。
パッと立ち上がり、麗奈の逆側に移動した。
近づいてくる足音や声は、もうすぐそこまで来ている。
「目、つぶって。」
「なんで…」
「いいから。」
断言すると、しぶしぶしたがった。
麗奈、どんな表情するかな?
「絶対開けんなよ?」
「ちょっと待って、なにするっ…!?」
残りの言葉は、塞いだ。
頭が真っ白になってるのか抵抗しない。
「あれ、隼人じゃん。」
「わーぉ、子羊捕食中ー。」
我に帰ったらしく逃げようとしてジタバタし始めたから。
「…ん、っっ!!」
お仕置きに舌をいれてやった。

