文字の先の君へ


あまり見ないように

神崎さんに手を伸ばした

「はい」

って違うでしょ

本じゃなくて手だよ、フツー

やっぱわざとやってるんじゃないんだね

わかってたけど

仕方ないちょっと許してあげよう

引き上げると

神崎さんは予想以上に軽くて

あの食べ物がどこに来てるんだろう

と思った