文字の先の君へ




「俺、サッカー馬鹿だけどいい?」

「言ったでしょ、見るのが好きだって」

涙をぬぐいながら佐竹くんがつづける

「サッカーばかりでデートできないよ?」

「大丈夫、休みの日は応援いくわ

それにあなたほどのサッカー馬鹿から

サッカーとるくらいなら別れるべきだよ

後悔しちゃう。一生懸命やって」


佐竹くんは汐里を引き寄せて

「やっぱりすきだ」

抱き締めた