文字の先の君へ


「フッ。ありがとう。」

佐竹くんが優しく笑った

「でね、俺欲張りになってたの

俺に笑ってくんねーかなって

そしたらさ、席替えで

神崎さん俺の席から見える位置になったんだよ」

佐竹くんはポケットから何かを出した

「隣が夏になったんだけど

あいつ俺が見てんの気付いて

笑ってくんだ」