顔に熱を帯びていくのを感じる

辺りは暗くなってきて

もう夕日のせいにはできない赤さだけが

頬に乗る




思わず校庭を眺めた




ボールが見えなくなっても

ナイターをつけ練習するサッカー部


ナイターに照らされたボールを



器用に扱ってみせた彼、