文字の先の君へ


「あれ、読んだ?」

汐里は頷いた

「俺の気持ち、あれだから

…なんてずるいよな」

佐竹くんが恥ずかしそうに首に手をおきながら

苦笑いする

「…あのな、

えっと長くなるんだけどいい?」

汐里は目をみて静かに頷いた