文字の先の君へ



学校が始まる

また佐竹くんに会える

嬉しくて嬉しくて

佐竹くんへの想いの大きさに気付く



すきだよ、ばーか

気付け



朝礼中斜め前の佐竹くんを見つめた

ー!!

佐竹くんがなぜか振り返って目があった

え、ちょ、超能力?

う、嘘嘘嘘。嘘だよ

と思ってる間に彼は前を向いていた。

超能力なんてあるわけないか、

変に汗をかいた。

恥ずかしいと思って汐里はうつむいた