そうずっと好きだった彼

言葉には出さずともずっと想ってた人



あれから時間はすぎて接点なんて

同じ教室

それも盗み見できるような席ではなくて

真ん中の列一番後ろの座席


まあ前にいたとしても

覗き見なんてできやしなかっただろうけど

その程度の接点

彼はあのときのことを

覚えてなんかいないんだろうな


いつものように

あんなの当たり前だよ と言って