「えーと…どこまで話したんだっけ?」 「犯人に仕立てた…ってとこだろ。」 雷珸が助け舟を出した。 「ああ…そうだったわ。もちろんだけど…私は犯人じゃないッて言ったわ。」 「そいつは聞いたのか?」 尋ねたのは、洋二。 「ううん…全然聞く耳を持たなかったわ。」 「そんな…。」 かすれ声の歌音。 「まだ続くんだろ?」 「ええ…雷珸の言う通りよ。警察のところに連れていかれたわ。」 「…僕の父親が…。」 「話はまだまだよ…高雅。」 私はそこで切って呼吸を整えた。