入って来たのは…金髪の男の子。不良だと思わせる身ごなし。 …良く入れたね…。 「古城雷珸(こじょう らいご)です。よろしくお願いします。」 ハスキーな声だね…。 …どこの席に座るんだ? ウゲッ…。隣空いてる…。 「古城…西園寺の隣に座れ。」 「えっ!?西園寺って何処ですか?」 マジぃ?! 私は手を上げた。 「私が西園寺。」 自分から名乗った。 顔は窓に向けたまま。 …波瀾が起きそう。