「蘭ちゃん!!」

高雅君…。私はうんざりしてきた…。


あの後から必要以上に近づいて来るんだよね…。


「悪い…。歌音たちと行くから。」

私は素っ気なく返した。


今は移動教室。



「えー、たまには一緒に行こうよぉ。」

高雅君の手が肩に触れた。
















…ッ!!












バシン!!










私は高雅君の手を払った。









そして睨んで去った。