「蘭!!」 「雷珸…。」 奥から雷珸が出てきた。 「我は先に出る。そなたらで話すがよい。」 フラーダは出て行った。 「良かった…。」 ホッとした雷珸。 「ありがとう…雷珸。あなたがいなかったらダメだった。」 「…俺は…心から救いたかったんだ。」 雷珸…。 「でも…お前に会ったから今の俺はいるんだろうな。」 「私は…ずっと一人で生きてきたの…。だから…いつまでも平気だって思ってたんだ…。」 「蘭…。」 雷珸…ありがとう…。 私に希望を渡してくれて…。