「おはよう。」
「おはよう。西園寺。歌音。」
「おはよう。洋二。」
私が挨拶したのは、工藤洋二(くどう ようじ)。
ここでのキャリアは一番高いから先輩だろう。
さっきも言ったようにここには学年がない。
だから敬語は使わない。
どっちが先輩か知らないからね…。
「まーた告白かい?」
「あなたは…いつも盗み聞きするよねぇ?」
「断ったのか?」
「当然。」
威張って言った。
洋二はため息をついた。
洋二は、優等生だ。制服はきっちりこなす…時間は守る…髪だって校則通り。
「こらぁ。席につけぇ!!」
メタボの佐藤先生が来た。
「はいはい…。」
「西園寺!!返事は一回。」
「ハイよ…。」
うるさいよぅ…。
でもやけにご機嫌だなぁ?


