「さて…話を変えよう…。」
ゴホンとわざとらしく咳払いをしたフラーダ。
「雷珸…。そなたの元に玉がないか?」
「玉?」
「うむ…。多分ここの先生が渡したと思うが…。」
あっ…それなら…。
俺はポッケを探って玉を出した。
「真っ黒…。」
そう…。玉は真っ黒だった。最初渡された時は、白だったのに…。
「先生から詳しくは聞いておらんのか?」
俺は横にふった。
「ふむ…。それは”金城の玉“だ。」
「“金城の玉”?」
「うむ…。それは蘭の気持ちを移す玉だ。」
「蘭の気持ちを移す…?」
「そうだ。」
…ありえねぇ…。


