「西園寺!!」


呼んだのは瑠衣…。



私は瑠衣のそばに行った。


「何の用よ?瑠衣…。っていうか良く呼び捨て出来るな…?」


私は睨みながら言った。



「…返してよっ…。」


涙目の瑠衣…。



「雷珸を…?人のものじゃないだろ?」



「返してよっ…!!」


瑠衣は泣き出してしまった。