「嫌なんだったら俺、行かないけど?」



慶吾さんは勝ち誇ったように、あたしを見た。



「いっ、嫌じゃないです!!」



「あっそう。」と言って慶吾さんはスタスタと歩いていってしまった。



その後ろをあたしがひょこひょことついていく。



なんて面白い光景☆



「慶吾さん歩くのはやい・・・。」



曲がり角で慶吾さんの姿を見失ってしまった。



「どこいっちゃったんだろ?」