期間限定彼氏

「じゃ、あたしさき帰るね。バイバーイ!!」



美玖に一方的に手を振り、鞄を持って勢いよくドアを開けた。




「ふがっ。・・・すいません。前見てなかった・・・って!」



「んだよ、お前か。まぁ、ちょうどいい。帰るぞ。」



はぁ・・・慶吾さんか。ん?でも自転車に乗って行けば早く帰れるし。



「はーい☆」



あたしが素直に返事をしたことに驚いたのか、慶吾さんは目を丸くしていた。