期間限定彼氏

「これで英語の授業を終わります。」


チャイムが鳴った後、莉央の姿は消えていた。きっと、彼女のところに行ったんだね。


クールなふりして、本当は優しいんだ。



「美玖ーーー!!上行くぞッ!」


慶吾さんも、同じ。



「はぁい!!ちょっと待ってて。」


いつだってあたしを笑顔で待っていてくれるから・・・。



二人並んで歩く廊下。何度も通った、屋上へ繋ぐ階段。


どれも慶吾さんとの思い出がつまっている。