期間限定彼氏

「今度は彼氏さんでも探してるわけ?」



「まぁね。」


莉央は、どこか慶吾さんに似ている・・・のかもしれない。きっと、あたしの勘違い。



そのままあたしは慶吾さんを探した。莉央も、グランドを見ている。



・・・あ、慶吾さん。


彼は他の男子と体育をサボっている。そこに一人の女子が来た。


「行くよっ!!」


おそらくそう言ったんだろう。彼女は慶吾さんの腕を掴んで、どこかへ行ってしまった。