期間限定彼氏

そんなとき、ポケットのケータイのバイブが鳴った。


俺はしぶしぶケータイを手に取る。

・・・桜かよ。



「なんでそんなに冷たいんですか!?慶吾さんは優しい人だと思ってたのに・・・。」



ちらっとあいつの手の中に、2枚のチケットが見えた。


あぁ、そういうことね☆



「あぁ、悪かったよ。んで、何か用?」


俺をデートに誘いに来てくれたんだ・・・??