期間限定彼氏

「け~い~ごさぁ~ん!!」


俺の名前を呼ぶのはあいつだった。


ありえないほどに俺の心は躍っている。



「はぁ?なんだよ、うぜぇ。」


本心とは逆。本当は嬉しい。なのにコトバはあまのじゃく。



「・・・ごめんなさい。」


薄っすら涙目になるあいつの瞳は、夕陽に反射してキラキラと輝いていた。



「・・・あっそ。」


本当に、俺ってあまのじゃく!!