期間限定彼氏

そんなことあるわけないと、いままで俺は自分に言い聞かせてきた。


それなのに、あいつ視線はいつも俺を見ているような気がする。



「どうせ妄想だろうな。」



自信がなかった。あんなことしてしまった俺がバカだし、何よりあいつの気持ちに気づけていなかった・・・。



ガチャ。


ドアが開く音がする。俺は一瞬のうちに音がするほうを見た。


あいつが、美玖がいるんじゃないかという、淡い期待を胸に秘めながら・・・。