今日も放課後、掃除のため生物準備室に向かう。 ……先生いるかな。 カラカラカラ… 「……失礼します」 そこには、いつもいた先生の姿はなくて。 ……職員会議かもしれない。 とりあえず掃除してた方がいいかな。 いつものようにバケツと雑巾を持って、廊下にある流し台まで向かい掃除の準備をする事にした。 ……きっとすぐ戻るよね…。 「あら、姫野さんどうしたの?」 声に、俯いていた顔を慌てて上げると。 “峰 不二子”の異名を持つ中山先生と、その隣には―――三上先生がいた。 .