「……では、この生物の特徴を――飯塚さん、お願いします」 「はい」 午後の授業は生物。 いつものように、ヨレヨレの白衣姿で分厚い眼鏡越しに教科書を見ている先生が、教壇に立っている。 「はい、よくできました。では――」 お昼を過ぎてお腹いっぱいの今、この教室内の生徒たちは眠気MAX。 甘く響く先生の低い声は、いとも簡単に私の意識を飛ばしていく。 「この特徴を生かした―――」 ほら。 もう、夢の……な、か………… ……………………… .