ドキドキしながら改札に向かった。

彼はもう待っていた。

こんにちは。
すみません。覚えてますか?

そんなやり取りを2人でしながら。

私はかなりの緊張の中。
名前をもう一度伝えた。

佐倉莉那です。

と。

すると、
知ってますよ。


優しい声が聞こえた。

ご飯食べに行きましょうか?
と。

行きましょう。

と。


彼は、ダイニングレストランを予約してくれていた。

彼とは、2回目の出会いなものの
確実に初対面と同じ。。。

本当に緊張からかビールを飲むピッチが早くなっていた。

私は、勝手にメールアドレスを拝借した事。
勝手にメールを送った事。
勝手な数々の行動を謝り。

加山君は、格好良いからこんな事良くあるでしょう?

と質問した。

彼は、
びっくりしたけど嬉しかったし。
そんな事はあまりないよ~。

と。
答えた。


私は、
本当に初めての体験で・・・
こんな事してはいけないと思いながら・・・
迷惑だと思いながら・・・
・・・
彼女はいますよね~?

絶対に聞いておかないといけないと思ってたので。

と。

彼は、
迷惑だったら食事になんて誘わないし。
メールも返事しないよ。

でも・・・
彼女はいます。